銀行

ポイントの運用方法の違いを考慮。銀行系の特典で選ぶなら"みずほ"か?

銀行のキャッシュカードと一体化したクレジットカードが増えてきている。1枚で2つの機能を持つという利便性はもちろんのこと、こうした一体型カードには各種手数料の無料化や優遇金利、キャッシュバックといった銀行ならではの特典サービスが用意されていることが多く、注目度が高まっている。そこで今回は、ユーザーの利便性を考え、まず、少なくともコンビニのATMを手数料無料で広く利用できる特典が用意されていることを重視)加えてそのほかの、銀行ならではの特典サービスが利用しやすいことを条件として選考)6行7枚のカードに絞った。

取得方法や使い方が異なる複雑なポイントシステム

どのカードを選ぶかに当たっては、各行ごとに異なる複雑なポイントシステムをきちんと理解するのが重要だ。得られるポイントは、クレジットカードとしての利用でたまるポイント(以下、クレジットポイント)と、銀行サービスの利用でたまるポイント(以下、銀行ポイント)の2種類に分かれることが多い。銀行ポイントは、給与振込先としてその銀行の口座を指定することや、預金の残高などに応じて蓄積されていく。、ポイントの使い方も、銀行ごとに大きく異なる。クレジットポイントと銀行ポイントを区別せず、同じものとして使えるのが、みずほ銀行の「みずほマイレージクラブカード」と、三菱東京UFJ銀行の「三菱東京UFJ-VISA」。クレジットポイントと銀行ポイントを合算して、商品券との交換やポイント移行、銀行の特典サービスに利用できる「Aタイプ」とする。

三井住友銀行の「ワンズカード」では、クレジットポイントは三井住友カードのポイントプログラムをそのまま利用でき、商品券との交換やポイント移行に使える。銀行の特典サービスを利用するには、銀行ポイントが必要になる。この銀行ポイントは、クレジットポイントに移行して利用することもできる「Bタイプ」。

みずほ銀行の「みずほSuiCaカード」のクレジットポイントは、JR東日本のビューカードと同じ「サンクスビューポイント」なので、SuiCaチャージや商品券との交換、ポイント移行などに使える。一方、銀行ポイントはみずほ銀行独自の「マイレージポイント」で、商品券との交換やポイント移行、銀行の特典サービスなどに使える。一見すると使い方も分かれているようだが、サンクスビューポイントとマイレージポイントは相互に移行できる。ただし、マイレージポイントをビューサンクスポイントに移行した場合、SuiCaチャージにしか使えない「Cタイプ」。

りそな銀行の「りそなカード《セゾン》」は、さらに複雑だ。クレジットポイントである「りそなポイント36」は、一般的なクレジットカードと同じ仕組みでたまり、利用できる。難しいのが銀行ポイントで、りそな銀行には銀行ポイントが2つある。その一つである「りそなポイントバンク」のポイントは、「銀行をどれくらい利用したか」ということを示す目安として機能する。それによって利用者は、銀行側が設定した4つのステージに振り分けられる仕組み。銀行利用の頻度が高ければ高いほど、多くのポイントが付いてステージが上がり、銀行の特典サービスのグレードも上がる。さらに、このステージ設定に応じたボーナスポイントが、月ごとに付与される。これがもう一つの銀行ポイント「りそなクラブポイント」だ。これにはポイント移行プログラムが用意されており、「りそなポイント36」に移行することで、商品券などと交換できる「Dタイプ」。

新銀行東京の「ビュー・スイカ新銀行東京カード」と、イーバンク銀行の「イーバンクカードニコス」では、銀行ポイントはたまらない。クレジットポイントは、それぞれビューカードとニコスカードのポイントプログラムを利用することになる(同「Eタイプ」)。

ポイントの付き方と使い方で5つに分かれる

7枚のカードを、ポイントの付き方と使い方で5種類に分けてみた。2種類のポイントを全く同じものと扱うのがA、何らかの係わりがあるのがBとCとD。一方、Eは、銀行の利用ではポイントが付かず、クレジットカードのポイントサービスに相乗りしているもの。

Aタイプ このタイプはみずほマイレージクラブカードと三菱東京UFJ-VISA
クレジットカードで買い物 ├→ 銀行独自のポイントを付与 商品との交換や手数料・金利優遇など
銀行サービスを利用
Bタイプ ワンズカードのタイプ。銀行ポイントをクレジットポイントに移せる。
クレジットカードで買い物 クレジットカードのポイント付与 商品との交換など
  ↑移行可能  
銀行サービスを利用 銀行独自のポイント付与 手数料や金利優遇など
Cタイプ みずほSuicaカードのタイプ。ポイント取得の方法は異なるが、ポイントは相互に移行可能
クレジットカードで買い物 クレジットカードのポイント付与 商品との交換など
  ↑相互に移行可能↓  
銀行サービスを利用 銀行独自のポイント付与 商品との交換や手数料・金利優遇など
Dタイプ りそなカード《セゾン》カードのタイプ。複雑の経路をたどるが、最終的にポイントを相互交換可能
クレジットカードで買い物 クレジットカードのポイント付与 ┐ 商品との交換など
銀行サービスを利用 ┌銀行独自のポイント付与 ┐│  
  │ボーナスポイントを付与←┘↓ ポイント交換
└→ポイント消費なしで、手数料・金利優遇
Eタイプ ビュー・スイカ新銀行東京カードとイーバンクカードニコスのタイプ
クレジットカードで買い物 クレジットカードのポイント付与 商品との交換など
銀行サービスを利用 ポイント付与はなし  

 りそな銀行

    
 りそな銀行
りそなカード《セゾン》
(りそなカード)
国際ブランド VISA,MasterCard
年会費 ○ 無料

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  × りそなポイント36
0.5%
ポイントの付与タイプ Dタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 りそなポイント36
1000円→1p
銀行ポイントの付き方 貯金100万円ごとに10pなど、「りそなポイントバック」
にポイントがたまる
クレジットカード利用時のポイントの使い方 1000p→西武百貨店商品券5000円分、
400p→キャッシュバック2000円など
(りそなポイント36)
銀行ポイントの使い方 りそなポイントバンクのポイントは月ごとに計算され、
ステージの決定に使われる。このステージに応じて
「りそなクラブポイント」が付与される。
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ △ 5カ所 (りそなポイント36→JAL、楽天、au、
上新電機など)
銀行ポイント移行先の多さ○ 12カ所 (りそなクラブポイント→楽天、
ヨドバシカメラ、JALなど)
旅行傷害保険の手厚さ × なし
電子マネーへの対応 鉄道系 × モバイルSuicaのみ
その他 × なし
海外アシスタンスサービスの充実度 × クレディセゾンに準拠
加盟店の多さ(国際ブランド) ○ VISA,MasterCard
そのほか 銀行系のサービス利用で付与される、りそなポイント
バンクのグレードは、1stステージ、2ndステージ、
3rdステージ、Goldの4段階
詳細・お申し込みはこちらまで → 年会費無料の、りそなカード《セゾン》

 みずほ銀行

 みずほ銀行
みずほマイレージクラブカード
(クレディセゾン、UCカード)
国際ブランド VISA、JCB(セゾン)
MasterCard(UCカード)
年会費 ○ 無料(一般カード)

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  × マイレージポイント
一般加盟店:0.25%
ポイントの付与タイプ Aタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 マイレージポイント
2000円→1p
銀行ポイントの付き方 給与振込で2pなど
マイレージポイント:上記表参照)
クレジットカード利用時のポイントの使い方 1000p→UCギフトカード5000円分、金利優遇など
(マイレージポイント:上記表参照 )
銀行ポイントの使い方
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ △ マイレージポイントは2カ所(ANA,ビックカメラ)
銀行ポイント移行先の多さ
旅行傷害保険の手厚さ × なし
電子マネーへの対応 鉄道系 × モバイルSuicaのみ
その他 △ iD
海外アシスタンスサービスの充実度 × クレディセゾンに準拠
△ MasterCard:UCカードに準拠
○ JCB:JCBに準拠
加盟店の多さ(国際ブランド) ○ VISA、MasterCard
△ JCB
そのほか クレジットカードとキャッシュカ ードは一体型。
生体認証続能を利 用可能

 みずほ銀行

    
 みずほ銀行
みずほSuicaカード
(JR東日本)
国際ブランド VISA
年会費 ○ 500円(初年度無料。
年間10万円以上のクレジット利用で以降も無料)

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  ○ ビューサンクスポイント
ビュープラス:1.5%
一般加盟店:0.25%
ポイントの付与タイプ Cタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 ビューサンクスポイント
ビュープラス:1000円→6p
一般加盟店:1000円→2p
銀行ポイントの付き方 給与振込で2pなどマイレージポイント
(上記表参照)
クレジットカード利用時のポイントの使い方 400p→Suicaチャージ1000円分、
650p→ルミネ商品券2000円分など
(ビューサンクスポイント )
銀行ポイントの使い方 1000p→UCギフトカード5000円分、金利優遇など
(マイレージポイント:上記表参照)
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ △ 3カ所(ビューサンクスポイント→みずほ銀行、JAL、
ビックカメラ)
銀行ポイント移行先の多さ△ マイレージポイントは2カ所(ANA,ビックカメラ)
旅行傷害保険の手厚さ △ 海外:最高500万円
国内:最高1000万円
電子マネーへの対応 鉄道系 ○ モバイルSuica、Suica
その他 × なし
海外アシスタンスサービスの充実度 × なし
加盟店の多さ(国際ブランド) ○ VISA
そのほか クレジットカードとキャッシュカ ードは一体型。

 三菱東京UFJ銀行

 三菱東京UFJ銀行
三菱東京UFJ-VISA
(三菱東京UFJ銀行)
国際ブランド VISA
年会費 ○ 無料(一般カード)

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  × 0.5%
ポイントの付与タイプ Aタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 1000円→1p
銀行ポイントの付き方 外資貯金の口座開設で5pなど(上記表参照)
クレジットカード利用時のポイントの使い方 1000p→DCギフトカード5000円分、
200p→キャッシュバック1000円など(上記表参照)
銀行ポイントの使い方
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ 11カ所(JAL、au、楽天、Yahoo!、東急グループなど)
銀行ポイント移行先の多さ
旅行傷害保険の手厚さ × なし
電子マネーへの対応 鉄道系 モバイルSuicaのみ
その他 △ Edy
海外アシスタンスサービスの充実度 △ DCカードに準拠
加盟店の多さ(国際ブランド) ○ VISA
そのほか クレジットカードとキャッシュカ ードは一体型。
生体認証機能を利用可能

 三井住友銀行

    
 三井住友銀行
ワンズカード(クラシック)
(三井住友カード)
国際ブランド VISA
年会費 ○ 1312円(銀行振込口座に指定している場合に5年間無料)

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  × 0.5%
ポイントの付与タイプ Bタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 1000円→1p
銀行ポイントの付き方 円預金の残高100万円ごとに1pなど(上記表参照)
クレジットカード利用時のポイントの使い方 1000p→VISAギフトカード5000円分、
100p→Vポイントへの移行500円分など
銀行ポイントの使い方 ネットバンキングの振込手数料を優遇など(上記表参照)
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ ○ 6カ所(ワールドプレゼント→ANA、NTTドコモ、
ビックカメラ、auなど)
銀行ポイント移行先の多さ△ 1カ所(ワンズプラスポイント→ワールドプレゼント)
旅行傷害保険の手厚さ △ 海外:最高2000万円
国内:最高2000万円
電子マネーへの対応 鉄道系 ○ モバイルSuica、Suica
その他 ○ Edy、iD
海外アシスタンスサービスの充実度 △ 三井住友カードに準拠
加盟店の多さ(国際ブランド) ○ VISA
そのほか クレジットカードとキャッシュカ ードは一体型。
生体認証機能を利用可能

 新銀行東京

    
 新銀行東京
ビュー・スイカ新銀行東京カード
(JR東日本)
国際ブランド JCB
年会費 ○ 無料

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  ○ ビュープラス:1.5%
一般加盟店:0.5%
ポイントの付与タイプ Eタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 ビュープラス:1000円→6p
一般加盟店:1000円→2p
銀行ポイントの付き方 なし
クレジットカード利用時のポイントの使い方 400p→Suicaチャージ1000円分、
650p→ルミネ商品券2000円分など
銀行ポイントの使い方 なし
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ △ 3カ所(みずほ銀行、JAL、ビックカメラ)
銀行ポイント移行先の多さなし
旅行傷害保険の手厚さ △ 海外:最高500万円
国内:最高1000万円
電子マネーへの対応 鉄道系 ○ モバイルSuica、Suica
その他 × なし
海外アシスタンスサービスの充実度 ○ JCBに準拠
加盟店の多さ(国際ブランド) △ JCB
そのほか クレジットカードとキャッシュカ ードは一体型。

 イーバンク銀行

    
 イーバンク銀行
イーバンクカードニコス
(UFJニコスカード)
国際ブランド VISA
年会費 ○ 無料

クレジットカード利用時の
ポイントの実質還元率

  × 0.5%
ポイントの付与タイプ Eタイプ
クレジットカード利用時のポイントの付き方 1000円→1p
銀行ポイントの付き方 なし
クレジットカード利用時のポイントの使い方 1000p→ニコス商品券5000円分
1000p→図書券5000分など
銀行ポイントの使い方 なし
クレジットカード利用時のポイント移行先の多さ ○ 7カ所(JAL、楽天、auなど)
銀行ポイント移行先の多さなし
旅行傷害保険の手厚さ × なし
電子マネーへの対応 鉄道系 × モバイルSuicaのみ
その他 △ VISA TOUCH、Edy
海外アシスタンスサービスの充実度 △ UFJニコスに準拠
加盟店の多さ(国際ブランド) ○ VISA
そのほか クレジットカードとキャッシュカードは一体型。
他行からの振込回数に応じてキャッシュバック