クレジットカードの防犯術2

3.個人情報を流失させないためにすべきこと

SSL付きのサイトならまず安心

SSL付きのサイ

ネットショッピングは便利で楽しめる要素もたくさんありますが、利用する際には十分な注意が必要です。05年6月に発生した米国のカード個人情報流出による不正使用の一部は、ネットショッピングによるものといわれています。日本のほとんどのサイトでは、リアルの店舗で求められるサインが必要ないため、本人確認ができないのが実情です。ですから、他人がその人になってモノを買う「なりすまし」 の被害にあう危険性は十分にあります。こうした披害にあわないためには、「Visa認証サービス」や「マスターカード・セキュアコード」など、国際ブランド会社が用意する独自の本人確認サービスを利用するのがよいでしょう。これらのサービスに加入するのは無料です。会員になると、パスワードで本人確認ができるため、安全性が高まります。また、セキュリティの高いサイトを見分ける目印に「SSL」というものがあります。 ネットショッピングでカードを使う場合、利用者のカード番号など、大切な個人情報がインターネット上を通過します。インターネットというのは、相手に直接届くわけではなく、送信者や受信者が加入するプロバイダーなど、いくつかのサーバーを中継して送信されます。ですから、その途中で通信内容を読み取られる恐れがあります。SSLは、こうしたリスクを避けるための暗号技術で、ネットワークを介したコンピュータ同士の通信を安全にやりとりするためのものです。この技術には、「公開鍵暗号システム」と呼ばれる方式が用いられています。これは、やりとりする情報の暗号化と復号化を行う暗号方式です。このSSLで守られたサイトを利用していれば、個人情報の盗聴や改ざん、「なりすまし」といった被害にあうことはありません。このSSLのページを見分ける方法ですが、ネットショッピングで個人情報を打ち込む際、ホームペーシアドレスが「http://」から「https://」になります。そして、インターネットエクスプローラなら右下に鍵マークが表示されます。それを確認できれば、SSL対応のページとわかります。このようなサイトなら、個人情報を打ち込んでもまず安心です。また、懸賞サイトなどで個人情報の登録を要求する場合がありますが、ここからも個人情報が漏れる恐れがありますから、信用できないサイトに個人情報を登録することは極力避けましょう。

個人情報を求めるメールには徹底警戒する

こうした防御策を講じていても、決して安心はできません。最近は「スパイウェア」を悪用した預金の不正引出し事件が起こり、社会問題にまでなりました。スパイウェアとは、無料ソフトのダウンロードなどでパソコンの中に潜り込み、利用者の行動履歴や銀行口座などの個人情報を第三者に自動的に送信するという悪質なプログラムです。この被害にあわないためには、安全性の確認できない無料ソフトは絶対にダウンロードしない、ホームページや掲示板で不用意にリンクをクリックしない、発信元の不確かなメールの添付ファイルは開かないといった注意が必要です。ほかにも、ネット内で個人情報が漏れるケースとして「フィッシング詐欺」があります。これは、実在の銀行、クレジットカード会社やショッピングサイトなどを装ったメールを送付し、そこにリンクを貼り付けて、その銀行やショッピングサイトにそっくりな「ワナのサイト」に呼び込み、クレジットカード番号やパスワードなどを入手してしまうという詐欺です。「あなたの口座の更新期限が迫っています」といったようなメールを送り付け、必ずクレジットカード番号や暗証番号を入力するように求めてきます。このような被害にあわないためにも、個人情報を求めるメールが来たときは、メールのリンクをクリックするのではなく、こちらでWebブラウザを開いて本サイトにアクセスし、そのような事実があるかどうかをまず確認してください。必要であれば、その本サイトで準備している窓口に問い合わせればよいでしょう。このような犯罪の多様化に伴い、セキュリティ・システムも発展していくはずです。しかし、一番重要なのは、利用者本人の自衛策という点は変わることはありません。そして、利用明細書に覚えのない利用代金があるときは、すぐクレジット会社に連絡するよう心がけましょう。

4.ネットサービスに加入しょう

カードライフの安全や安心を守るサービスに注目する

クレジットカードを利用する上で、偽造カードや「なりすまし」などの悪質なカード犯罪が大きな問題になっています。安全で安心なカードライフを送るには、カード各社が用意するネットサービスに加入するのがお勧めです。ネットサービスの一番のポイントは、利用明細をネット経由で見られることです。3、4カ月分くらいの利用明細は簡単に本人が確認できますから、身に覚えのない請求があった場合など、すぐに発見することが可能です。また、毎月の利用明細を確認して、無駄な買い物を抑えるなど、カード使用の自己管理にも最適です。さらに、ネットショッピングを安全に行うことができるサービスや、会員独自のホームページを持てたりと、カード各社ではさまざまなネットサービスを提供しています。JCBの「MyJCB」や三井住友の「Vpass」、クレディセゾンの「ネットアンサー」、UCカードの「アットユーネット」、NICOSカードの「Net Branch」、OMCカードの「OMCプラス」、イオンカードの「ネットブランチ」などのネットサービスは、利用明細や蓄積ポイントをネット上で確認できる以外に、一度決めた決済方法を変更することもできます。例えば、1回払いで買い物をしてしまった場合、後からカードの使いすぎに気づいて後悔することがあります。そんなとき、いったん1回払いと決めた決済方法を後からリボ払いや分割払いに変更することができます。突然の恩わぬ出費に見舞われたときなども、財布と相談しながら決済方法を変更することができるのです。また、暗証番号や自宅住所、勤務先、電話番号の変更や、家族カードやETCカードの申込みも、自宅にいながらネット上で行うことができます。とくに、UCカードの「アットユーネット」は、それらの機能以外に銀行や証券会社の口座情報もネットで確認することができ、NICOSカードの「Net Branch」では、旅行やレジャーなど100種類以上のお得なサービスを受けることができます。

ネットサービスを上手に活用すれば安全性を高められる

カードリーダー

また、ソニーファイナンスが発行する「マイ・ソニー・カード」で受けられるネットサービス「eLIO」は、ネットでの利用明細の確認や決済方法の途中変更などのサービス以外にも、ネットショッピングでの利便性、安全性に優れたサービスを行っています。このカードなら、「eLIO加盟店」でのネットショッピングの際、非接触ICカードリーダ・ライタ「パソリ」を接続し、カードをそこに置くだけで、クレジットカード番号などを打ち込む手間なく買い物をすることができます。さらに、「eLIOオーダー加盟店」でのオンラインショップであれば、「おサイフケータイ」でも、パスワードの入力だけで、安心・簡単にクレジット決済で商品を購入することができます。 三井住友カードのVpassは、05年の8月から「スパイウェア」や「フィッシングメール」対策として、「エヌプロテクトネチズン」という新しいサービスを追加しています。これは、三井住友カードのホームページにアクセスしている間に「スパイウェア」やウイルスに感染することを防ぐ目的で作られたソフトです。これを一度インストールすれば、次回以降は自動的にアップデートされます。そのほか、三井住友カードからのメールをフィッシングメールと区別するために、「カード利用明細サービス」に登録している会員は、独自のハンドルネームの設定ができるようになりました。これによって、一律に同じ文面で配信される「フィッシングメール」と見分けがつくようになります。このように、カード各社にはさまざまなネットサービスが整備されつつあります。一度、会員になっているカード会社のホームページにアクセスしてみてください。そして、それぞれのネットサービスがどのような内容のものかを確認し、より安全性を高めるために、ぜひ加入することをお勧めします。

↓ http://

サーバーとブラウザがデータを送受信するのに使われるプロトコル。文書や画像、音声、動画などのファイルをやりとりできる。

↓ フィッシング詐欺

銀行やクレジットカード会社の正規のメールやWebサイトを装って、暗証番号やクレジットカード番号などを摂取しょうとする詐欺。「釣り」を息昧するfishingともいわれている。

↓ 利用明細書

クレジットカードの利用日、加盟店、利用金額など、取引の内容が細かく記された明細書。

↓ リボ払い

利用金額にかかわらず、毎月一定の金額を支払うクレジットカードの決済方法。

↓ 分割払い

商品やサービスの支払いを、数回に分割して行う決済方法。主に高額商品の場合に多く用いられる。

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